ルータービット HOW TO

両サイド・ベアリング・パターンビットの便利な使い方

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刃のシャンク側と先端(ボトム)側の両方にベアリングがついているビットです。

テンプレートが材料の上側でも下側でも対応できます。

曲線のテンプレートの場合、木の繊維に逆らって切削しなければならない部分が必ず出てきます。ルーターを逆方向に動かすことはできません(大変危険です)。

このような時、この両サイド・ベアリング・パターンビットを使えば、材料とテンプレートを固定したまま裏返すことで、逆目を避けて加工することができます。



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①曲線のテンプレートを材料に固定します。

※材料は、あらかじめ荒切りして、ビットでの切削量が少なくなるようにしてあります。

材料を、テンプレートが上側にくるように置き、ビット先端(写真では上側)のベアリングを使って加工します。

写真の赤矢印の部分を切削します。



②切削が終わりました。

木の繊維に対して順目(ならいめ)なので毛羽立ちもなく、大変キレイに仕上がりました。



③今度は、テンプレートが下に来るように材料を置き、ビットのシャンク側(写真では下側)のベアリングをテンプレートに沿わせて切削しました。

こちらも順目(ならいめ)の方向に切削できたので、大変キレイに仕上がりました。 



アリ溝ビットの便利な使い方

ビット集合画像 ↑クリックすると、ビットの一覧へ移ります。 (写真は左から、B34-01、B31-02、B31-03、B31-04、B31-05)


・B34-01は、一番小さく刃径が14mm。ワンバイフォー(板厚は約19mm)などに最適。

・B34-02、B34-03は、20~30mm位の板厚に適しています。 

・B34-04は、ツーバイフォー(板厚は約38mm)の接合に使えます。 

・B34-05は特大サイズ。本格的な大テーブルの反り止め加工用です。



「アリ溝」接合に特化したビットです(アリ組には適しません)。

アリの角度を、通常(おおむね14度以下)よりも大きい19度にデザインしました。

アリ溝接合に適した形状のオリジナルビットです。



 





本格的な反り止め「通し蟻桟加工」はもちろん、溝を作り、アリ加工をすることで、ネジやクギを使わない小棚や箱をカンタンに作るといった用途にも使えます。

・ビットの幅が広く、溝が一発で切れる。

※刃径の大きいビットは、あらかじめストレートビットなどで予備切削を行い、削る量を減らしてください。

※ビットの進行方向右側(逆目に削る側)が、多少荒れることがあるので、1度の切削で溝を完成するのではなく、溝の両側面を切削したほうが良い場合もあります。

ディッシュビットの便利な使い方

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BTMTでは、トリマーでも使える6mm軸(小さめの刃径20mm)と、ルーター用の12mm軸(大きめの刃径35mm)のビットを用意しました。 
ベアリング付きなので、テンプレートを利用した加工ができます。

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作例
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テンプレート治具を自作して、木のトレイを作りました。


U溝ビット(丸溝ビット)の便利な使い方

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溝の底が丸くなる「U溝ビット」
取っ手のくぼみや、スベリ止めの丸溝など、工夫しだいでさまざまな用途に便利なカタチのビットです。

BTMTでは、小さなものから大きなものまで、6mm軸4本と12mm軸3本の、計7種類をラインナップ。

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刃径3mm(B32-01)ビットにも、こだわり
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刃とシャンクの間の「中太り」をなくしました。
テンプレートガイドブッシュを使った加工にも支障なく使えます。
細い径のビットでは1枚刃のものも多いですが、よりバランスの良い「2枚刃」を採用しました。
ルータービットBTMT|U溝ビット(丸溝ビット)


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U溝ビットで作品づくり!
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「あられ組ビット」の使い方

↑クリックすると「あられ組ビット」商品一覧へ移ります。 

デザインとしても面白い伝統的な組み手「あられ組」。

小さな箱や枡が、この「あられ組ビット」で素早く加工できます。

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加工にはルーターテーブルと、材料をしっかり固定できる治具(ジグ)を用意してください。 

大型のビットですので、ちょっとしたことが思わぬ重大事故につながってしまうこともあります。

ジグは、正確な加工のために必要であるばかりでなく、安全のために重要です。


↑ 手作りジグの一例。ルーターテーブルのマイタースロットを利用します。


↑加工する材料は、ジグにクランプでしっかりと固定します。 


↑ジグのフェンスは蝶ネジで可動式になっており、ビットで削ってしまわない位置に調整しています。


↑ジグのフェンスと材料の間に「捨て板」を固定しておきます。「捨て板」は材料と一緒にビットで削ってしまいますが、こうすることで材料のササクレやカケが出にくくなります。 

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「あられ組ビット」に関する情報を随時更新していきます。


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【注意事項】
・このビットは、必ずルーターテーブルでご使用ください。手持ちでは危険です。
・材料をしっかりと固定できるジグが必須です。
・ルーターの回転数を落として(12000回転以下)ご使用ください。
・使用前に、刃を固定しているナットが緩んでいないか、チェックしてください。
(緩んでいる場合、異常に大きな芯ブレと振動が発生します。そのまま使用すると大変危険です。)

ドロワーロックジョイントを使った直角接合

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ドロワーロックジョイントビットは、 引き出しの「前板」と「側板」の接合部分の両方を、 ビット突出し量を変えずに加工できるビットです。

※フェンスとビット位置は、板厚等により調整します。

異なる板厚どうしでもOKです。


このような加工がしてあると、接着面積が増えて強度が増すだけでなく、精度良く組み立てることができます。
BTMTでは、トリマーテーブルでも使える6mm軸の小振りなタイプもご用意しました。

★ドロワーロックジョイントビットは、トリマーテーブル、ルーターテーブルで使用してください。ルーターやトリマー手持ちでは危険です。


【セッティングのポイント】

ビットの突出し量(高さ)は、約10mmが目安です。

ポイントは、ビットの垂直部分が同じ寸法になるようにすること。  
テスト材で加工を行い、接合のきつさ具合を微調整します。


テスト加工した「前板」と「側板」と組み合わせて、
→ゆるいようであればビットを少し高くする。
→きついようであればビットを少し低くする。



【加工可能な板厚の目安】

・「前板」は、加工材をルーターテーブルに寝かせた状態で切削します。

「前板」の板厚は、最低でも13mm程度必要です。(ビット突出し量10mm+3mm以上を目安にしてください。)


・「側板」は、加工材を立てた状態で、ルーターテーブルのフェンスにそわせて切削します。

明確な決まりはありませんが、板厚は最低10mmくらいからとなります。

↓ 寸法例

V溝ビットの便利な使い方

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・V溝ビットは、底がとがった溝を作ることができます。また、レタリングビットとしても使えるビットです。

・手軽に、正確な角度を加工できるのが、ルータービットの特長です。

・ベアリングは付いていませんが、直定規などガイドを利用して、面取りをすることもできます。

・BTMTでは、多角形にも対応した各種の角度を用意。

90度→四角形
60度→六角形
45度→八角形
36度→十角形
30度→十二角形


※36度、30度は、今まで殆ど見かけなかった鋭角なビットです。先端が欠けやすく、ビットに負荷をかけない慎重な作業が必要です。(45度、36度、30度のビットについては、BTMT12ヵ月保証の対象外です)


↓ あらかじめ鋸目やミゾを加工しておいてから、V溝ビットを使うと、刃先にかかる負担が抑えられます。
V溝ビット加工 
ルーターテーブルのフェンスを利用して面取りしたり…


V溝ビットで多角形の箱を作ったり… ←HOW TOにリンクします。

面取りビットの便利な使い方

BTMT第4弾 丸面ビット新発売

BTMTルータービット|面取りビット

面取り作業は、トリマーやルーターを使ってルータービットで行うのが便利です。

BTMTルータービットでは、

丸面ビットを、
1分・2分・3分(いちぶ・にぶ・さんぶ=3mm・6mm・9mm)の
「日本現場仕様」の寸法を基本に、
5mm・10mm・15mmといった区切りの良いサイズや、
糸面取り・バリ取りに使える極小の1mm・1.5mm・2mmなどを
ランナップしてきました。

また、特に多く要望が寄せられた
「4mm・8mm・12mm」の偶数サイズも
追加させていただきました。

丸面ビットは、面取りだけでなく「丸棒」を作ることもできます。

角面ビットは、6mm軸と12mm軸をそれぞれ用意。面取りの他、正確な留め加工が手軽にできるのもビットの魅力です。

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極小アール(1R~2R)の丸面ビットは、サンドペーパーやカンナでの糸面取りのような加工が効率的にできて、とても便利です。
作品のシャープも損ないません。

底板。スパイラルフラッシュトリムビットで、側板と面一に。
面取りは丸面ビット2Rですが、ペーパーは一切使わずにこの仕上がり!

切り口のバリは、サンドペーパーを使わずにBTMTの2R「丸面ビット」を使います。
バリ落としと軽い面取りが同時にできて、一気に仕上がりの雰囲気に近づきました。

写真は、毛羽立ちやすいタモの木を、BTMT丸面ビットで面取りしたサンプルです。ビットで削ったまま、です。

スパイラルビットについて

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スパライルビットの種類
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※写真は左から「アップカット」「ダウンカット」「アップ+ダウンカット」


BTMTのスパイラルビットは「総」超硬製。

刃から軸まで、全て超硬のムク材でできています。

ストレートビットと、用途はほとんど同じですが、らせん形状(スパイラル)の刃が、スライスするように切削するので滑らかな表面になります。

また、スパイラルビットは先端にも刃が付いているので、垂直の掘り込みも可能です。




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スパイラルの向きと、それぞれの特長
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BTMTのスパイラルビットは、3つのタイプがあり、用途に合わせて使いわけます。

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【アップカット】
切削屑が、シャンクの方にすくい出されます。



・メリット(ルーターの手持ち使用):
深い穴を掘る場合などは、木屑を上方へ排出させることが大切ですので、アップカットをお選びください。

・メリット(ルーターテーブル使用):
材料をテーブル面に引き付ける力が働くので、安定します。

・デメリット(手持ち使用):
材料そのものを引き上げる力が働くので、しっかり固定することが重要です。
切削したフチのササクレが出ます。
※木屑の逃げ場がない深穴の場合は、アップカットをお選びください。

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【ダウンカット】
切削屑が、ビットの先端に送り出されます。


・メリット(ルーターの手持ち使用):
材料を作業台に押しつける力が働くので、安定します。材料の側面を切削する場合、上フチにササクレが出にくく、キレイに仕上がります。

・デメリット(ルーター手持ち使用):
溝加工の場合、木屑を排出しにくいので動きが重くなります。
※木屑の逃げ場がない深穴の場合は、アップカットをお選びください。

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【アップ+ダウンカット】
・ビットの上下でスパイラルの向きが、それぞれ内側に向かう形状になっている。


・アップ+ダウンカットのメリット
材料の木端や木口の切削に最適です。
両フチがキレイに仕上がります(ササクレや欠けが出にくい)。

※加工材によっては、アップとダウンの刃を境に、切削肌の表情の差異が出ることがございます。 上下のフチにササクレや欠けが発生しにくいことが特長のビットとなります。 







ミックス4枚刃 「大入れプレナービット」

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どんどん削れる4枚刃!
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一般的なビットよりも刃数が多い、4枚刃のビットです。


(左)一般的なビット (右)BTMTのビット

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アップ刃とダウン刃をミックス!
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スムーズな切削と仕上がりの良さを両立!
その秘密は2種類の傾斜した刃。

「木屑を排出しやすいアップ傾斜刃」と
「ササクレを抑えるダウン傾斜刃」を
交互に配列しています。

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短い刃長、ベアリング付きで便利!
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浅い溝の加工がしやすい、短めの刃長。ベアリングを利用して「ならい加工」ができます。


丸太の木口を平らにするのにも使えます。
手押しカンナや自動カンナ(プレナー)を通らない大きな材料の平面出しも、ジグを作ってルーターで加工。 

ベアリング掃除
使用後は、ベアリングに木屑がたまりますので、こまめに掃除してください。
※交換用ベアリングとロックリング、六角棒レンチが付属します。 
※集塵機を必ず接続することをおすすめします。





ビットで削ったところが、まるでカンナ仕上げのように。



「大入れ・プレナービット」集合画像
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