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ルータービット「BTMT」について

 


「BTMT」は「ビットもっと」「ビーティーエムティー」と呼んでください。 

BTMTブランドのルータービットは、既にあるものを海外から輸入するのではなく
「日本のユーザーに求められているものを製品化する!」というポリシーでつくられています。

そのため、これまで輸入物では見られなかったようなビットも続々とラインナップして参ります。



BTMTの誕生


オフ・コーポレイションBTMT事業部は、静岡県の中央部、清水港にほど近い場所にあります。この地で1990年、オフ・コーポレイションが誕生しました。



欧米で普及していたルータービットのラインナップをベースに、トリマー向けの小径ビットや独自デザインのビットを追加してきたオフ・コーポレイションが、これまでに蓄えてきた経験をベースに、2017年、全く新しいシリーズとしてBTMTブランドをリリースしました。

日本の現場を見つめ直し、使い勝手が良く便利なルータービットを提案します。
白紙の状態から寸法、形状にさかのぼって再検討し、一から作ったオリジナルビットです。

パフォーマンスの違いを体感できるところまで追求しました。

ルータービットの刃は、ダイヤモンドの次に硬いタングステンで出来ています。
タングステンは、粒子が細かいほど堅牢で、長寿命な刃となります。

「マイクロ・グレイン・カーバイト」という言葉を聞いたこともあるかと思います。
「マイクロ・グレイン・カーバイト」の粒度は、1.2μm(0.0012mm)以内と言われていますが、ひとことでマイクロ・グレイン・カーバイドといっても幅が広く、ビットの性能にも差が生じます。

BTMTルータービットは、その中でも、特に粒子の細かい「超微粒子超硬」を採用!
粒度は何と0.6~0.8μm(0.0006~0.0008mm)です。

※ビットの形状によっては「超微粒子超硬」が適切な選択ではないものもあり、一般的なマイクロ・グレイン・カーバイド材を使用しているビットもあります。


また、「鏡面砥ぎ」を行いました。ルータービットでは従来、ここまでの研磨を行うことはありませんでした。
それは、あたかもカンナの刃を、仕上げ砥石で研ぎ澄ますような、そんなひと手間かける工程を、BTMTのビットは取り入れました。
表面のわずかな凹凸も取り去って、切れ味を向上させました。
結果として、文字通り鏡のように光り輝く、美しいビットが誕生しました。

★刃が大変鋭利なため、指が軽くふれただけで切れることもございます。充分ご注意ください。


これらの技術は、オフ・コーポレイションと長い信頼関係のあるルータービットの世界的メーカーが持つ優れた技術が投入されて実現したもので、品質は折り紙付きです。


BTMTルータービットの再研磨について

BTMTルータービットの再研磨につきまして、特に鏡面研磨は通常よりも研磨代がかかり、
研磨代と往復の運賃を考慮した場合、新品よりも高額になってしまう場合がございます。
ビットの形状によっては研磨によって僅かでもサイズが変わることで影響のあるものもございます。
このため、再研磨サービスをお受けしておりません。


BTMTルータービットのご購入について


BTMTブランドのルータービットは、3社のジョイントベンチャーによって誕生しました。

販売は株式会社オフ・コーポレイションBTMT事業部のみに認められたもので、「オフの店 Webショップ」での販売はありません。




製品保証


すべてのBTMTルータービットは、素材及び製造上の欠陥がないことを保証しています。


ルータービット切削量の目安

※あくまで実際の切削時の抵抗感などで判断し、
 ビットに負担を掛けない加工をお願いいたします。


溝彫り

・深い溝を掘る場合は、必ず何回かにわけて切削してください。
・たとえばストレートビットで1度に切削する深さは
 「ビットの刃径の1/3から1/2以内」が基本です。

・たとえ材木がやわらかく、ビットに負担がかかっていない、と感じられる場合であっても、
 1度に切削する限度は、刃径6mmのストレートビットで6mm以内、
 それ以上は危険です。

・ルータービットの刃径に関わらず
 「1回に切削する深さは3mm以下」を目安にすることをおすすめします。
 (刃径6mmでも3mm、刃径12mmでも3mm)

※3mmなら大丈夫ということではなく、
あくまで切削時の抵抗感で判断して、2mm以下が適切な場合もございます。


側面切削

・木口や木端をルータービットの側面で切削する場合
 「1度に切削する量は1mm以下」が目安です。

・ルータービットを材料に無理に押し付けるような切削はおやめください。

・テンプレートに沿わせてベアリング付きパターンビットで切削する場合、
 削る量が多い時は、皮をむくように徐々に切削し、
 最後にベアリングをテンプレートにあてて仕上げます。


【重要】総超硬ビット使用時の注意

BTMTの「総超硬ビット」は、その独特の形状の刃を実現するため、ムクの素材から削り出して製造されています。
一体でつくられた刃部とシャンク(軸)部の両方が、総超硬製となっています。

超硬素材の特長は、耐摩耗性に優れていることです。
超硬素材はとても硬く、切れ味が良く長持ちします。
しかし、硬いゆえに「粘り」が少ないということがございます。

特にビット側面から強い力を加えると、
一般的なルータービットよりも折れやすい傾向があります。

ビット側面からの負荷は、コレットナットで締め付けたシャンク(軸)に集中します。
ビットの差し込みが浅いと、軸が折れる危険がありますので、
必ずコレットの奥まで差し込み、少し戻した位置で固定してください。

なお、6mm軸のビットは過負荷に対して特に繊細です。
特にパワーのあるルーターで6mm軸を使用すると負担がかかりやすいので注意して加工してください。

また、切れ味が良いと切削量が多くしてしまいがちですので、ビットに負荷をかけないよう注意してご使用ください。




商品ページに「12ヵ月保証」マークのついている商品は、正常な使用において不具合が生じた場合、購入後12カ月間の保証(交換)をいたします。

※使用による摩耗や欠けは対象外となります。

※切削加工中に、釘やネジ、家具金物等、金属片などに触れてしまいビットが損傷した場合は、対象外となります。

※ベアリングにつきましても、ベアリングは消耗品ですので保証対象外とさせていただきます。

※12ヵ月保証を希望される場合は、購入時にお客様登録をお願いします。
登録していただきますと、次回から住所等の入力の手間が省ける他、購入履歴の確認ができます。

※切削時に抵抗感を感じる場合、切削量が多すぎる可能性があります。
ルータービットに負荷が掛からないよう、突出し量を減らし、切削量を減らしてください。

※保証(交換)は原則として1回とさせていただきます。



BTMTでは、とても折れやすい形状のビットなど、一般的な領域を超えたものでも、加工する上で欲しい! と思われる熟練者向けのビットをラインナップしています。

ビットに負担を掛けないように、注意して破損させない削り方をすれば加工できる、という性格のビットです。

これらのビットにつきましては、申し訳ございませんが破損した場合の交換はご容赦ください。



 

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