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ルータービットを使った作り方

ダブテールジョイントの箱を リ・デザイン

より使いやすく改造してみます。

改造のポイントは…

◎3つ作った箱をスタッキング(積み重ね)してもズレないように、
箱の内側に薄い板を貼り付けます。

◎箱の上にフタを作ります。フタは、赤身のある杉板です。
フタには、くぼみを削り出してトレーとしても使えるようにしてみます。


1.箱の内側に薄板を貼り付ける

箱の内側に、厚さ4mの薄板を貼り付けます。
箱の上面に突き出た個所が、
積み重ねたときに箱の底板のくぼみに差し込まれることになるので、
スタッキングしてもズレなくなります。

薄板のコーナーは、45度にトリミングして留め接ぎにしました。


角面ビットやV溝ビットを使って45度にカットするのが一般的ですが、
ここではBTMTウェブショップの姉妹店「オフの店ウェブショップ」で販売している「マイタートリマー」という、手道具を使いました。



2.フタの裏側を彫り込み加工

フタの内側(裏側)に、箱の内側に貼った薄板がピッタリはまるように、彫り込みをします。
まず、ガイドバークランプと、スパイラルビットで溝加工。


次に、おなじみBTMTの「ミックス4枚刃 大入れ・プレナービット」で内側をフラットに削り取ります。

なお、トリマーのサブベースは合板で作った自作のエクステンド・サブベースですが、合板だと不透明なので切削箇所が分かりにくいのが難点です。
ポリカーボネイトなど、透明で強度のある素材で作るのがオススメです!


コーナーは、ノミで直角に仕上げました。


3.フタの表面をトレーとして使う!

フタの上面は、トレーとしても利用できるように、BTMTディッシュビットで彫り込みます。

こちらは合板の端材を両面テープなどで貼り付けてテンプレートとし、
BTMTディッシュビットのベアリングを沿わせて削りました。

フタのエッジは、ルーターテーブルでセットしたV溝ビットで面取りしました。


やわらかく欠けやすいスギ材ですが、BTMTの削りをご覧ください。


4.箱の側面に「指掛け」を加工

ちょっとしたBTMTルータービットの小ネタをひとつ。
箱の側面に指掛けを加工します。

ナイフなどで削ることが多いと思いますが、ここではディッシュビットで削ります。


ルーターテーブルのフェンスにストッパーを取り付け、
箱をビットの上から押さえつけるようにして加工しました。

BTMTにはアールの大きいディッシュビットがありますので、
きれいな丸みがの指掛けが加工できました。


5.塗装、完成

全体を塗装して完成です。


様々な工具をおさめてみました。
ルータービットを使うことで、シンプルな箱にもデザイン性がプラスできます。


《今回使用したBTMTルータービット》

◆フタの裏側の彫り込み
  https://www.btmt.jp/SHOP/B11-14.html 
  https://www.btmt.jp/SHOP/B21-05.html

◆フタの表側にトレーのくぼみ、箱に指掛けを加工
  https://www.btmt.jp/SHOP/B32-33.html

◆フタの面取り(ルーターテーブル使用)
  https://www.btmt.jp/SHOP/B33-04.html


20211116公開

 

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