ルータービットを使った作り方
ストレートビットに、こだわり、あり

今回は、ルータービットの「イの一番」「基本のキの字」とも言えるベーシックなストレートビットについて書いてみたいと思います。
BTMTルータービット立ち上げの時、刃の材質(超微粒子超硬)、研ぎ(鏡面砥ぎ)に加えて、
ストレートビットには、こだわりを盛り込みたいと思いました。
製造会社にその「想い」を伝えると、
提案されたのが「Radial relief(ラジアル・リリーフ)」。
カンナで言えば、シノギ面と呼ばれる部分でしょうか?
ビットの外周側の刃が平らではなく、あえて盛り上がるように研磨されています。

製造会社の図面にも、しっかりと描かれています。
『ルーター・ハンドブック』という洋書にも、記述がありました。
(余談ですが、『ルーター・ハンドブック』は、なんと木工書では異例の100万部超のベストセラー本で、 かつて弊社でも販売していたこともあります。)
いわく、刃先がしっかりとサポートされ、欠けにくいという効果があるそうです。
BTMTの刃径15mmストレートビットと、オフの店ウェブショップで販売しているトリマーサークルカットジグ 「トリマル君」でタモ材の木口を切削したところ。
瑞々しい年輪があらわれました。
想いのつまったBTMTルータービット、ぜひお試しください!
※ビットの形状によっては「ラジアル・リリーフ」が適切な選択ではないものもあり、BTMTでもストレートビット等、一部のルータービットのみに採用されています。
瑞々しい年輪があらわれました。
想いのつまったBTMTルータービット、ぜひお試しください!
※ビットの形状によっては「ラジアル・リリーフ」が適切な選択ではないものもあり、BTMTでもストレートビット等、一部のルータービットのみに採用されています。